パナソニック、Fire TV搭載4K有機ELビエラのフラッグシップをフルモデルチェンジ

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2025/06/03 12:10

 パナソニックは6月下旬に、有機ELパネル「プライマリーRGBタンデム」を搭載することで高輝度・広色域化を実現した、Fire TV搭載4K対応有機ELテレビ「ビエラ」のフラッグシップモデル「Z95B」シリーズ(65V型、55V型)と、ハイグレードモデル「Z90B」シリーズ(65V型、55V型、48V型、42V型)の計6機種を発売する。

 価格はオープンで、「Z95B」の65Vが53万円前後、55V型が38万円前後。「Z90B」の65V型が41万円前後、55V型が29万円前後、48V型が27万円前後、42V型が26万円前後
 
「Z95B」シリーズ

独自のパネル空冷技術で発光効率を大幅に向上

 「Z95B」シリーズは、画質・音ともにフルモデルチェンジをした。新たな蛍光体を使用する2層の濃い青色の発光層を間に挟む全4層構造にした、新世代の有機ELパネル「プライマリーRGBタンデム」を搭載することで、発光効率と明るさを大幅に向上させ、色域も広げた。
 
「プライマリーRGBタンデム」

 あわせて、独自のパネル空冷技術「サーマルフロー」も採用。通気口の位置とスピーカーなどの内部構造物の配置を見直して、空気の流れを最適化して放熱効率を向上することで、パネルの発光性能を高めるとともに、高コントラストで豊かな映像を実現している。
 
新構造「サーマルフロー」
 
右の「サーマルフロー」の方が放熱を効率的に処理

 音質面では、新たな本体デザインの採用でスピーカーレイアウトを最適配置し、ラインアレイ&イネーブルド&ワイドスピーカー搭載の立体音響「360立体音響サウンドシステム+」の音場表現能力をさらに向上させた。

前向きスピーカーでクリアで迫力あるサウンド

 「Z90B」シリーズは、パネル内部の配線構造を見直すことで、前モデルと比較してより高コントラスト化した高輝度有機ELパネルを搭載している(65V型、55V型)。
 
「Z90B」シリーズ

 さらに、前向きスピーカー(フロントパワースピーカー)と新ウーハーによって、クリアで迫力ある音を実現した。

 「Z95B」シリーズ、「Z90B」シリーズの共通する機能としては、どちらもOSには前モデルに引き続きFire TVを採用。放送だけでなくネット動画にも直感的な操作でアクセスできる。

 また、4K/144p入力に対応するとともにゲームコントロールボードといったゲームを楽しめる機能も充実させた。そのほか、地震に強く倒れにくい「転倒防止スタンド」を備えており、65V型と55V型はスイーベル(首ふり)機能にも対応している。
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